Londonから急行列車で西に約2時間、Westburyと言う街が有る。
この街に20年来の友人であり、仕事仲間であるデザイナー:Jeff Griffinのスタジオを打ち合わせの為に訪問した。
彼は10年前に突然Londonでの便利な都会生活を捨て、ここに移ってきたのだ。
彼の風貌からもちろん街でも有名人!
彼とこの小さな田舎町でのカントリーライフは全く結びつかず「何故に?」と首をひねっていたのだが、最近になってやっと理解出来る様になってきた。
今回は英国には珍しく天候に恵まれ、連日の晴天。
仕事の打ち合わせの合間に彼の自宅の庭で昼食を取ることになった。
2匹の愛犬(チャーリーとルーク)も一緒だ。
週末に収穫したばかりの自慢のポテトを拝見。
この時期はほとんど野菜は自給自足で、買ってくることはほとんど無いそうだ。
畑を掘って取り立てのポテト、合わせてスナックエンドウも収穫。
その時に食べる分だけ食前に収穫してゆでる。
これ以上の贅沢は無いだろう。
10年間ですっかりEnglish Country Lifeが身に付き、豆の莢をむく姿も様になっていた。
そして彼が最近も熱を上げているのが「2匹の豚の飼育」である。
「クリスマスには美味しいローストポークが食べられるよ!」と自慢されギョッとする。
他にも鶏が10匹近くてまさに本格的。
デザイナーならではの感性で先を見据え、いち早くエコライフを実践してみせているGriffin。
彼の感性と実行力にはいつもながら脱帽だ。
この自作のキャベツを前にポーズを取る男が世界的に有名なデザイナーと思える?
彼の活動からは今後も目が離せない。